SHUJITSU DIARY就実ダイアリー
【探究レポート】WONDER Timeを助けるワンモンカード

4年生のWONDER Time(個人探究)では、自分の興味や疑問をもとに探究テーマを立て、計画を立てながら学習を進めています。
使用する道具や活動場所によっては、別途「計画シート」を作成し、見通しをもって取り組めるようにしています。
WONDER Timeは、疑問の答えをインターネットで検索して探す学習ではありません。
実験・観察・調査・体験などを通して、自ら答えを生み出していく学びの時間です。
思うように進まない場面や、先が見えず迷うこともありますが、そんな時に子どもたちの支えとなるのが「振り返りシート」です。
今までの取り組みを整理し、自分の立ち位置を確認しながら、次の行動を考えることができます。
4年生の教室では、
・計画を見直しながら材料や手順を整える姿
・実験や作業がうまくいかず原因を考える姿
・振り返りをもとに改善点を見つける姿
など、主体的に学びを深めていく様子が多く見られるようになってきました。
WONDER Timeの学習をさらに支える仕組みとして、「ワンモンカード」の試験的導入を始めています。
このカードには、ヒアロン(人に話してみる)、カテゴーナ(分類して考える)など、
“探究を進めるための思考のヒント” を示すモンスターたちが描かれています。
子どもたちは探究の途中で行き詰まったときや、次に何をすればよいか迷ったときに、カードを手がかりとして活動の方向性を自ら決めていきます。
ワンモンカードは、思考の幅を広げる、新しい視点に気づく、問題解決の方法を増やすなど、探究の自律性を高める役割を持ったツールです。
4年生でもカードを参考にしながら、自分の探究を工夫したり、次の行動を考えたりしながら学習を進めています。
これからも計画→実践→振り返り→改善のサイクルを大切にし、自分だけの学びを深めていってほしいと思います。
