EDUCATION POLICY教育理念

就実小学校が大切にしている
理念をご紹介します

MANAGEMENT PHILOSOPHYグローバル社会の担い手として
未来をつくる
就実の子”を育みます

GREETINGS FROM THE PRINCIPAL

就実小学校校長

学校法人就実学園
就実小学校校長
海野 誠二

未来をつくる子どもたちのために

就実小学校は開校9年目を迎えた新しい学校ですが、1904年(明治37年)に日露戦争勃発を機に「時代のニーズに即した女子教育が必要である」と、当時の岡山県視学官白坂栄彦他、地元の名士21名により創立された歴史と伝統のある就実学園に擁されています。建学の精神である「去華就実 ~華を去り実に就く~ 」には、外見の華やかさに捉われることなく、内面の豊かさと知性の充実に努めること。という創立者たちの願いが込められています。本校は開校以来、「去華就実」のもと、確かな学力(知)と人を思いやる心(仁)を育み、元気いっぱいにやり抜くたくましさ(勇)を兼ね備えた素直で誠実な子供の育成に努めています。さらに、次の4つの教育プログラムに取り組むことで「グローバル社会の担い手として未来をつくる就実の子」を、教職員一丸となって育ててまいります。

1.英語イマージョン教育

1年生では週当たりEnglish5時間、Math3時間、Art2時間、P.E.3時間、計13時間を外国人教員によるオールイングリッシュで授業を行っています。また、外国人教員を副担任として配属することで英語に日常的に触れ、実践的な英語力を育成しています。なお、Mathとは別に日本語での算数の授業を週に4時間行っています。また、2023年度はMathの授業にInquiry-based learning(探究型学習)を取り入れた、カリキュラム作成の基礎を構築します。

2.創造性を育むICT教育

一人一台の端末としてiPadを導入しています。授業のまとめや実験観察、プレゼンテーションなど、授業のみならず学校行事や様々な教育活動において活用しています。特にArtの授業では学年に応じたアプリを活用し、創造活動を行っています。このようなICT教育を通して、イノベーションの原動力となる創造力と革新を起こす能力の育成に努めています。また、2023年度はApple Distinguished School認定校を目指して準備を進めています。

3.ほんものに触れる教育

6年間を通して体系的に茶道と書道の作法、所作を学びます。茶道では卒業時に裏千家お家元から「奨励賞」が授与されます。書道では、学年が進行するごとに、握り墨づくり、筆づくり、和紙漉き、篆刻づくりと、体験を積み重ね6年生では卒業制作を行います。また、就実森林研修センターや美術館・科学館へ出掛け、ほんものの自然や芸術に触れ、豊かな心を育みます。

4.国際性を育むグローバル教育

オーストラリアの姉妹校であるBroadbeach State Schoolの子供たちを招待し、校内のみならず県内の宿泊施設で寝食を共にすることで交流を深めます。また、夏休みにはオーストラリアで約10日間交流することで、言語の習得だけではなく、多様な文化や価値観について理解を深め、人権など様々な課題を世界レベルで考える基盤を構築することができます。また、夏休み中には国内でのEnglish Campも2泊3日で実施しています。

EDUCATION POLICY去華就実華を去り、実に就く

外面の華やかさにとらわれることなく、
内面の豊かさと知性の充実に努めること。
一人ひとりの個性を大切に育む、就実小学校。
かしこく・やさしく・たくましく、誠実に、
グローバル社会の担い手として
未来をつくる就実の子を育てます。

MANAGEMENT PHILOSOPHYグローバル社会の担い手として
未来をつくる“就実の子”を育みます

  • 人間性誠実に生きる子Integrity

    素直で、誠意をもって行動する子

    就実小学校では「去華就実」の教育理念のもと、地球的視野に立ち、明るい未来をつくるために必要な「かしこさ」「やさしさ」「たくましさ」を育みます。自分の人生に真摯に向き合い、他者への思いやりを忘れない、誠実に生きる子供を育てます。

  • かしこい子Wisdom

    自ら考え、よりよく振る舞う子

    子供の個性や実態を見極めた授業づくりや、学びの楽しさを実感できる機会を大切にしています。主体性や対話を重視した指導で意欲を引き出し、深い学びを実現します。

  • やさしい子Kindness

    思いやりの心で仲良くする子

    「係活動」や「異学年交流」を通じて、人やものを大切にする思いやりの心を育てます。ルールの大切さを学び、異なる価値観を認める心を養うことで、集団の中で生きる力を身に付けます。

  • たくましい子Strength

    元気いっぱいやりぬく子

    子供が将来の夢や希望を持てるよう、キャリア教育を推進しています。自分の成長を振り返り、夢や希望に向かって自ら進んでいける力を身に付けます。

特色ある教育システム

  • 4つの「あ」運動

    4つの「あ」運動

    元気な笑顔の「あいさつ」、落ち着いて行動する「あんぜん」、整理整頓の「あとしまつ」、感謝の「ありがとう」、4つの「あ」を通して、人間としての基礎基本を育みます。

  • 状況判断力、思考力、表現力、リーダーシップとフォロワーシップ育成

    状況判断力、思考力、表現力、リーダーシップとフォロワーシップ育成

    それぞれの役割や立場を意識して、主体的に参加できる人間性を育てます。子供たちは学校生活の課題や目標を自ら考え、アクションに移しています。

  • 「輝く個性」と「集団の中のわたし」の両立~Diversity~

    「輝く個性」と「集団の中のわたし」の両立~Diversity~

    個としての輝きと、集団の中の自分をバランスよく捉えられる学級・学年運営を推進し、多様性社会に必要な柔軟性や発想力を育んでいます。

  • 自然を身近に感じる

    自然を身近に感じる

    学園が所有している就実森林研修センターで、年間を通じて活動を実施しています。森の学校の先生たちのサポートを受け、山歩きや野外炊事などを行います。

  • 本ものの芸術に触れる

    本ものの芸術に触れる

    美術館での芸術鑑賞や、アート鑑賞教室など、本ものの芸術に触れ、感性を磨くプログラムを積極的に実施しています。

  • 職人の技を体験する

    職人の技を体験する

    書道体験では、職人さんから2年生はにぎりずみ、3年生は和紙、4年生は筆、5年生は印の作り方を教えてもらいます。

  • 日本の伝統と文化を学ぶ茶道

    日本の伝統と文化を学ぶ茶道

    七夕、お月見、ひな祭りなど、季節に合わせて茶道体験を行います。日本の伝統に親しみ、日本の文化への理解を深めます。

  • 世界の文化を学ぶSWCC

    世界の文化を学ぶSWCC

    「Shujitsu World Cultural Celebration(SWCC)」と題した行事を秋に実施しています。4~6年生は、グループごとに担当する国について発表します。1~3年生は、縦割りグループを組み、楽しみながら学びます。

  • 学園との連携

    学園との連携

    こども園・中学校・高等学校・大学との交流活動を行っています。学園内の連携も子供たちの成長を支えています。

生きる力を培う就実タイム

  • 詩の朗読

    詩の朗読

    詩の豊かな表現を声に出して読み、学習の基盤となる「言葉の力」を自然に育みます。6年間、選りすぐりの詩に触れ、美しい日本語の感性を磨きます。

  • 論語素読

    論語素読

    校長からわかりやすく紹介された「今月の論語」を、声に出して味わいます。思いやりや敬意など、時代を越えた教えをじっくり学び、生きる力を養います。

  • 読み聞かせ

    読み聞かせ

    低学年の子供たちには、絵本や物語の読み聞かせを頻繁に行っています。豊富な読書体験を通して想像力を養い、自主的に本を楽しむ感性を育てます。

  • 英語多読

    英語多読

    イギリスで教科書として使われているOxford Reading Treeの多読を、イマージョン教育担当の先生と行い、海外の文化を通して英語への興味を深めます。

  • ICT活用能力の向上

    ICT活用能力の向上

    ICT活用力の向上のため、各学年で様々な取り組みを実施しています。高学年になると英語圏のニュースサイトを読んだり、自身の意見をiPadで発信したり、交流したりします。

  • 情報モラル教育

    情報モラル教育

    本校で策定した「iPad Policy」をもとに、情報を扱う際のルールやマナーを理解します。情報社会の担い手として相応しい考え方を身に付け、多面的な見方を養います。

一人ひとりの夢をかなえる進路指導

  • 系統立てた応用授業の実施

    系統立てた応用授業の実施

    1年生から徐々に発展的な内容を学ぶ応用授業(国語・算数)を行っています。また、年間4回育伸社の学力診断テストを実施しています。自分の学力を定期的に知ることで、学習意欲の向上を図るとともに、今後の学習に活かせるようにしています。

  • 高学年の完全教科担任制

    高学年の完全教科担任制

    専門的な知識を有する教員が、各教科の指導にあたっています。教科書の内容を先取りしたり、深堀したりするなど中学校進学にも対応した授業を行っています。また、各教員が教科の楽しさを伝え、学ぶ意欲を高めるよう努めています。

  • 6年生サマースクール

    6年生サマースクール

    6年生を対象に進路指導の一助として夏休みに5日間、サマースクールを実施しています。午前は「文章表現力」「論理性」「分析考察力」等の力を伸ばすことを目的に授業を行います。午後は、自習したり個別指導を受けたりできます。就実中学校の先生による特別講座もあります。

  • 進路希望調査に基づく個人懇談・個別相談

    進路希望調査に基づく個人懇談・個別相談

    本校の進路指導は、中学校への進学時のみならず、その後の進学や社会生活において必要となる力や学力を身に付けていくことを見据えた指導を意味します。進路希望調査をもとにそれぞれの目標が達成できるようバックアップします。