SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【3年生】書道体験 (紙すき)


11月18日(火)に、津山市にある「上田手漉和紙工場」より、7代目の上田さんご夫妻が来校され、3年生が書道体験(紙すき)を行いました。
上田さんが作られている「横野和紙」は、金箔を扱う際に使われる「箔合紙(はくあいし)」として全国的にも知られています。
200年以上前から続く伝統の和紙づくりのお話を聞き、子どもたちは驚きの声をあげていました。
紙漉きの方法について上田さんからご説明いただいた後は、「紙すき体験」「カタカナの字源学習」「毛筆作品づくり」の3つの活動に分かれて取り組みました。

紙すき体験では、実際に和紙の原料をすき、形を整える工程を体験しました。水に原料が溶けている様子を見て、「お味噌汁みたい!」「でも匂いは違うよ!」と楽しそうな声があがり、活動が一気に盛り上がりました。水の冷たさや、紙をすく時の重みは想像以上だったようです。
また、原料となる「ミツマタ」から和紙ができるまでには、多くの工程がすべて手作業で行われていることを、DVDを見ながら学びました。
和紙ができるまでの大変さや丁寧な仕事ぶりに、子どもたちは真剣な表情で見入っていました。

カタカナの字源学習では、カタカナが漢字の一部からできていることを知りました。
意外な漢字や難しい漢字も出てくる中で、「お家の人に、クイズにしよう!」という声も出ていました。
毛筆作品づくりでは、お手本をよく見ながら、一画一画に心をこめて筆を運び、集中して作品を仕上げました。
今日作った和紙は、6年生の卒業制作として使用される予定です。 「どんな6年生になっているかな?」と未来を思い描きながら、一枚一枚大切に作り上げました。
伝統ある和紙づくりの技や想いにふれたことで、日本文化への興味や関心がさらに高まった1日となりました。
上田さんご夫妻、そしてご協力いただいた養和書道院の先生方、本当にありがとうございました。