SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【5年生】海の学校

10月10日(木)から1泊2日で、前島にあるカリヨンハウスにて、海の研修を行いました。1日目は大きく分けて4つの活動を行いました。

まず、草木染めを体験しました。玉ねぎの皮と輪ゴムを使って、世界に一つだけの染め物を作りました。玉ねぎの皮からは黄色の色素が抽出できるようです。輪ゴムを巻いた部分には色が染み込みにくく、この特徴を生かして、それぞれがさまざまな模様をつけました。中には友達と協力して一緒に模様を作る子もいました。身近な野菜から意外な色が出ることや、出来上がった予測不可能な模様に、子どもたちはとても興味深く取り組んでいました。

次に、磯釣りを行いました。
釣りをするのが初めてという子も多く、最初は針や仕掛けを他の場所に引っかけてしまったり、餌をつけるのに手間取ったりする様子が見られました。しかし、次第にコツをつかみ、釣りの楽しさを感じられるようになり、時間が経つにつれて楽しむ姿が増えました。

その後、磯釣りで釣った魚も含めて、アウトドアクッキングを行いました。ご飯、野菜、火起こし、魚の4つの担当に分かれて活動しました。どの活動も子どもたちにとっては新鮮で、新しいことに挑戦する楽しさを感じていました。特に、釣った魚を捌いて食べるという普段できない経験を通じて、命の尊さを学びました。自分たちで作った料理の味は格別だったようです。

夜が更けてきた頃、天体観測を行いました。秋の代表的な星座であるペガスス座をはじめ、夏の大三角や織姫と彦星の話を聞きました。カリヨンハウスから見上げる夜空は、普段見る夜空よりもずっと美しく、皆が見入っていました。その後、天体望遠鏡を使って月や土星などを観察しました。普段目にしている星たちが実は過去の姿であるという事実に、子どもたちは驚きを感じていました。どの活動も魅力に満ちていて、とても有意義な1日を過ごすことができました。

2日目です。まず、この海の学校のメインイベントとも言える「いかだ乗り」を行いました。7~8人でグループを作り、800mほど先の目的地まで漕ぎました。いかだは息を合わせて漕がないと、なかなか前に進むことができません。はじめはうまく進めず、その場をくるくる回るグループもありましたが、各グループが声を掛け合いながら進み、無事に砂浜までたどり着くことができました。

到着した砂浜では、貝殻や水晶などを拾いました。次に、その砂浜で拾ったものを使って「海クラフト」の作品を作りました。2日間の思い出がたくさん詰まった素敵な作品に仕上がりました。

この2日間の普段できない活動を通して、責任感やチームワークなど、さまざまな面で成長が見られ、とても有意義な時間となりました。