SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【6年生】主権者教育-子ども市長選挙-


6年生の社会科では、「政治の仕組みと選挙」について学習しています。
単元では、三権である国会・内閣・裁判所が、どのような働きをしているのかを学習してきました。
政治は、自分たちと関係のないことだと思っていたようですが、学習を進めて行く中で、自分たちの生活と深く関係しているということが分かってきたようです。

私は、授業の中で度々「選挙大事、必ず投票しよう!」と伝えてきました。18歳に選挙権が引き下げられ、高校3年生が投票できるようになりました。
それからまもなく10年が経とうとしています。選挙の大切さと世の中に関心を持っていく重要性を伝えるために、6年生に対して、「主権者教育-子ども市長選挙-」を実施しました。

教材として、東京選挙管理委員会が作成した「主権者教育補助教材 -みんなの将来が決まる?選挙(1票)のチカラ-」を使用しました。
この教材は、選挙の基本知識や選挙の大切さ、選挙の歴史を動画を見ながら学ぶことができます。動画は、幾つかのパートに分けられているので、自分が使いたいものを選んで授業を組み立てることが可能です。また、模擬投票行える動画も3種類準備されており、学年の実態に合わせて扱えるようになっています。
今回は、「新しい授業」を提案する子ども市長選挙を取り上げました。

動画コンテンツで登場する3人の候補者の選挙ポスターを生成AIで作成して、先週から教室前に掲示していました。
また、投票入場券も本物に似して作成して、事前に子供たちに配布していました。

今日は、理科室を投票所として、入場券を渡して投票用紙を受け取り、投票用紙に名前を書いて投票箱に入れることを行いました。
因みに投票箱は、段ボールと色画用紙で作った自作です。

投票後には、今日の学習の振り返りを行いました。以下は、子供たちが書いた振り返りです。
選挙で投票し選ぶのは、『偉い人』ではなく​『代表人』という言葉に、なるほどと思いました。
こうなったらいいな、こうすべきだという事を実現するためには、やはり選挙に参加して選ばなければと、あらためて思ったので、大人になったら、できるだけ選挙や政治に興味を持つようにしたいと思います。

今回の授業では、政治家は偉い人ではなく国民の代表者ということ、自分の意思で簡単に投票ができること、普通選挙・平等選挙・秘密選挙・特別選挙の4原則があること、人と話し合える二人以上いる環境は社会になるということを学びました。
実際に模擬選挙をし、選挙はどのようにして行うのかを学びました。18歳になるまではまだ時間はかかりますが、今日学んだことを思い出して投票に参加したいと思います。


放課後、開票作業を行いました。その結果を学年で運営しているGoogleサイトにアップして知らせました。
子供たちは、選挙の大切さを感じ、投票するイメージを持つことができたようです。