SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【オーストラリア研修】Day4


最高のパフォーマンス!そして今度は先生たちが日本の文化を届けます!
オーストラリア研修4日目。いよいよブロードビーチステイトスクールでの一日学校交流の日を迎えました。
これは、本校の児童たちにとっては練習を重ねてきたパフォーマンスを披露する晴れ舞台であり、
私たち引率教員にとっては日本語の授業を通して日本の文化を伝える挑戦の日でもあります。
温かい拍手で迎えられた歓迎集会(Welcome Assembly)では、まず就実小学校の児童たちが、練習の成果を存分に発揮し、心のこもったパフォーマンスを披露しました。会場から送られた惜しみない拍手は、児童たちの自信と大きな喜びに繋がったことでしょう。堂々と発表をやり遂げたその顔は、達成感で輝いていました。
パフォーマンスの大役を果たした児童たちは、その後、各クラスに分かれての授業体験へ。
最初は少し戸惑いながらも、バディの優しいサポートのおかげで、すぐに現地の輪の中に溶け込んでいました。
知っている単語や身振り手振りを駆使して、一生懸命にコミュニケーションをとろうとする姿が大変印象的でした。

そして、児童たちが現地の授業で学んでいる一方、引率の教師陣は「先生」として教壇に立っていました。
ブロードビーチステイトスクールの児童たちに、日本語の授業をプレゼントするためです。
午前中は6年生を対象に、「方向」をテーマにした授業に挑戦。メインの活動は、チーム対抗の「宝隠しリレー」です!一人が隠した宝を、次の走者がチームメイトからの日本語の指示だけを頼りに探し出します。「みぎ!」「つくえのうしろ!」教室中に元気な日本語が飛び交い、まるでスポーツ中継のような熱気に包まれました。
6年生との白熱した交流の後は、雰囲気ががらりと変わり、可愛らしい2年生の教室へ。
「どうぶつのなまえ」をテーマに、イラストカードや歌を使って元気いっぱいの授業を行いました。
「いぬ!」「ねこ!」「さる」「ぞう」と、教室中に響き渡る日本語の合唱に、自然と笑顔がこぼれる温かい時間となりました。

さらにこの日は、ブロードビーチ校の先生方に向けて、ICTの研修も行わせていただきました。
姉妹校交流の一環として、児童だけでなく、私たち教師も互いに刺激を与え合い、共に学びを深められたことは、大きな喜びでした。
授業の後も、ダンスやゲーム、誕生日のお祝いなどで交流は続き、夕食も学校でご馳走になりました。
児童たちはパフォーマンスで、私たち教員は日本語の授業で、それぞれが日本の文化を発信する喜びを実感しました。
それと同時に、ブロードビーチ校の児童や先生方からたくさんの笑顔と温かい心を「受け取り」、まさに心と心が通い合った、素晴らしい一日となりました。
この貴重な経験は、児童たちをまた一回り大きく成長させてくれたはずです。