SHUJITSU DIARY就実ダイアリー
【1年生】茶道体験
1月15日(水),1年生は3回目の茶道体験を行いました。今回のテーマは「新年のお茶席を楽しむ」でした。
1年間の集大成として,お茶会を開きました。初めて正式な作法を通して床の間の拝見から始めましたが,それまでの学びを活かすことができました。
まず,床の間の拝見をしました。新年にふさわしい掛軸「瑞雲」が掲げられていました。「瑞雲」とは,めでたいことの前兆として現れる雲のことです。
お茶席ではお香を焚き,部屋の空気を清める習慣があります。この日の香合は,羽子板の形にツクバネが載った可愛らしいものでした。
お花には柳と藪椿,キンギンボクが使われ,柳は真ん中に輪を作った結び柳で,皆の一年が平和に過ごせるよう願いが込められていました。
花入れは高麗青磁という朝鮮の焼き物で,新年らしい床の間のしつらえを楽しむことができました。
次に,お菓子をいただきました。これまでの体験で学んだ作法を生かし,丁寧にお菓子を楽しむことができました。
特に,友達に「お先に。」や「どうぞ。」と声をかけることを忘れずに行えていました。
お菓子には干支にちなんだ蛇の絵柄があり,皆が「かわいい」と喜びました。また,その蛇は漢字の「巳」の形をしており,驚きました。
最後にお茶をいただきました。「お点前頂戴いたします。」とお茶に感謝し,茶碗を拝見しながら,一つ一つの作法を確認しました。
お辞儀の場所や畳をまたぐ足の順序など,作法の難しさを感じつつも,茶室で心を落ち着けることができました。
茶道を通して四季も楽しむことができた素敵な体験でした。