SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【3年生】七輪体験

3年生は社会科で「岡山市の移り変わり」を学習しています。
約80年前・約50年前・現在の3つの時代の様子を見ながら、どのように変化してきたのかを調べています。
80年前の岡山駅の写真を見て、空襲で屋根が焼けてしまってないことに驚いたり、今イオンモールがある場所は、
かつて駐車場だったということを知ったりしながら、岡山市がどのように変わってきたのかを調べてきました。

今週から、「人々の暮らし」に注目して使われていた道具や生活の様子を調べることを始めています。
そこで2月4日(火)に、七輪を使って火起こし体験を行いました。
はじめに、就実森の学校の先生から、火の起こし方を教えていただきました。
そこからグループに分かれて火起こしを始めました。
マッチを擦った経験がある子供はほとんどいなかったので、マッチを擦るところから苦戦していました。
また、この日は、風が強くマッチに火がついてもすぐに消えてしまうグループがたくさんありました。
保護者サポーターの方に手伝っていただきながら、何とか新聞紙に火がついて、団扇であおぐと、松葉に火がつきました。
さらに団扇であおぎ続けることで、ようやく炭が赤くなりました。火起こしができたら、網をのせてお餅を焼いて食べました。
苦労して起こした火で焼いたお餅は、格別だったことでしょう。

今の生活では、火を見る機会も減っていますし、ボタンを押せば火がつきます。
昔の人たちは、食事を作る度に、火起こしをしていました。
この体験を通して、昔の人の苦労を体験することができたのではないかと思います。

このような体験を通じて、子供たちは単に過去の技術を学ぶだけでなく、現代の便利さに対する感謝の気持ちや、昔の人々の生活に対する理解を深めることができました。
また、火起こしという共同作業を通じて、協力することの大切さや達成感を味わうことができたのではないでしょうか。