SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【5年生】書道体験~印づくり~


11月8日(月)、雅印作りをしました。
この印は、卒業制作の一つとして6年生になったときに、今までの書道体験で作ってきた墨や和紙を使って書を作る際に、自分の作品として証明するためのものです。
今年も愛石印社の久保田先生にお越しいただきました。

最初に、久保田先生から印の大切さについて説明を受けました。
そもそも印は、なんのためにあるのかについて聞いたあとに、印があるものとないものを比べて見ることで、子どもたちは改めてその大切さを実感していました。
印は、自分の名前から文字を取ったもので、消しゴムを三角刀で彫って白字印を作りました。
印の文字は篆書体で、普段見ることのない書体に子どもたちはワクワクしていました。
名前の漢字の中には、中国にはない漢字もあり、中国との考え方の違いの話について、興味津々で聞いていました。

いよいよ名前を彫る段階になると、子どもたちは目の前の印を彫ることに集中し、教室は静まりかえっていました。
そのまなざしは真剣そのもので、慎重に彫っていました。
できあがると、実際に印を押して、全員分集めたものが出来上がりました。
子どもたちは、世界にたった一つの印を作りあげたことに達成感を感じながら、6年生で再び自分の作品に押すことを楽しみに、活動を終えることができました。