SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【6年生】朗読家っぽく音読しよう


6年生では「詩を楽しもう」という単元で,「準備(高階杞一 作)」という詩を扱いました。

単元のゴールは「朗読家っぽく音読しよう」です。ゴールを確認したら,自分たちで「問い」を立てます。
「どうすれば朗読家っぽく読めるのだろう?」「聞きごたえのある音読をするためにはどんな工夫が必要なのだろう?」など,子供たちによって問いは様々です。
しかし,ゴールに向かって学びを進め,深める上での道標,つまり行動(学習)目標という点では共通しています。

その後,「詩に対するイメージを抱く⇒仲間と共有する中で,共感したり,新しい見方を得たりする⇒基本的な詩の表現技法を押さえる⇒音読のコツを教科書に書き込み音読虎の巻を作る⇒ペアで音読練習をし,高め合う⇒iPadで音読の様子を自撮りする【ICTの活用】⇒Seesawに投稿し,仲間と音読を聞き合い,コメントする」という流れで活動は進行します。

ICTの活用の見どころは,この場合ズバリ「手軽さ」です。何度も自分の音読を聞き直し,容易に修正を加え,音読の質を高められるわけです。
仲間同士で聞き合う中でも可能ですが,ICTを活用することで,活動の効率化と充実を実現できます。

投稿された仲間の動画を楽しそうに視聴する様子から,お互いが詩に込めた思いを感じたり,表現の工夫に驚いたり,それに対して前向きにコメントする様子が見受けられました。これも手軽さの中で従来よりも質を高めることを象徴するICTの使い方の一端と言えそうです。

出来上がった児童作品の一例をご紹介します。ぜひ,ご覧ください。