SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【1年生】茶道体験


1年生は9月18日(水)に2回目の茶道体験を行いました。今回のテーマは「お月見」でした。前日の9月17日はちょうど中秋の名月でした。
最初に,床の間の拝見の仕方を学びました。お月見がテーマということで,掛軸にはススキが揺れる野原で月を見上げるうさぎの絵が描かれていました。そして,「清風」という言葉が書かれていました。「清風」とは,秋に吹く風のことです。季節によって風の様子を表現する言葉があることを知りました。お花はシュウメイギク(秋明菊),カリガネソウ(雁金草),シモツケでした。秋は菊の季節であり,カリガネソウの名前は,その花の形が鳥の雁が飛ぶ姿に似ていることに由来しています。花を入れる籠は,うさぎがお餅をつく杵を模して作られたものです。床の間のしつらえを通して,多様な秋の風情を感じることができました。

次に,1回目の茶道体験で学んだ作法を復習しました。扇子や懐紙の置き場所を確認し,お菓子を隣の友達に渡す際には「お先に。」や「どうぞ。」といった挨拶をしながら礼儀正しく渡すことができました。

最後に,自分でお茶を点てることに挑戦しました。茶筅の持ち方やお茶を点てる方法を学びました。
手首を前後にしっかりと振ることで,お湯が回らずに抹茶の表面にきれいな泡が立つことがわかりました。
子供たちは,自分で点てたお茶をあっという間に飲んでいました。

冬には,床の間の拝見からすべての作法を行う予定です。今回学んだことを活かして取り組めると良いですね。
また,日常生活でも季節を感じるものを探せるようになると素晴らしいですね。