SHUJITSU DIARY就実ダイアリー

【3年生】書道体験-紙漉き体験-


11月7日(火),3年生が書道体験を行いました。
養和書道院の先生方はもちろんのこと,今回の書道体験では,津山市から上田手漉和紙工場の7代目,上田康正さんと裕子さんご夫妻にお越しいただきました。
こちらで造られている和紙は,金箔の間に挟む箔合紙として全国的にも名高い和紙です。
紙漉きの方法について上田さんから丁寧にご説明いただいた後は,紙漉き・書道・印の説明や体験の3グループに分かれてそれぞれ活動しました。
紙漉き体験では,日本の伝統工法を大切に守り続けている上田さんの思いに触れながら,一人ひとり思いを込めて紙漉きを行いました。
小学校6年間のちょうど折り返し地点で行ったこの紙漉き体験。
「自分の和紙に,どんな言葉を書こうかな。それまでにもっともっと練習しておかないといけないね。」
「卒業する時に,この和紙ですごい作品を作りたいな!」
「将来は職人さんになるのもいいな,でも難しいだろうな。」
など,数年先,そしてもう少し先の未来を想像しながら自分ごととしてとらえている子がたくさんいました。

6年生の卒業制作では,2年生で作った握り墨,4年生で作成予定の筆と5年生で作成予定の印を使用し,卒業後も大切にしていきたい言葉を,この和紙に書き上げ卒業作品を完成させる予定です。
このような体験こそがまさに,人の思いや歴史にふれ,未来へと受け継がれていく本ものの体験だと実感しました。
この日のために遠くからお越しいただいた上田さんご夫妻,そしていつもお世話になっている養和書道院の先生方,ありがとうございました。